緊急事態宣言を受けての休業

本当に、未曾有の緊急事態である。

週末に都心部で出歩いている人は激減し、平日の通勤ラッシュ時間帯の電車の混雑もかなり無くなっている。そして、とうとう日本全国に対して緊急事態宣言が発出された。

 

この緊急事態宣言を受けた直後から、首都圏では少なくとも5月6日までの休業を決めた大手小売り企業もたくさんある。本当にこれらは苦渋の選択だったと思う。

実際に街を歩いていて、いつもは開いている大手チェーン店などのシャッターが降りているのを見ると、現在置かれている我々の立場を思わざるを得ない。

 

ディズニーリゾートがある舞浜駅も、特に夜の時間帯は駅のホームに人がごった返していて、しかもカラフルな色の風船やお土産袋などもたくさん認め、本当に色とりどりの華やかでにぎやかな雰囲気である。

以前から、サラリーマン達が、この舞浜駅に停まる京葉線を利用する場合、物凄くテンションが高いこのような華やかでにぎやかなTDR帰りの人達がどっと乗り込んでくるのが、恐怖とか苦痛といった声が聞かれていた。

しかし、今は、ほとんど誰も乗ってくる人が無く、駅のホームの色も「灰色」となっているので、予想以上に驚いてしまう。ただ、その「灰色」自体は他の駅と同じ構造となっているので、当たり前なのであるが、こと「舞浜駅」だけは異様な風景にどうしても見えてしまう。

 

また、スターバックスやタリーズなど、街の活気に欠かせないカフェが閉まっていることにも、かなりの違和感を感じてしまう。東京駅も大丸百貨店が全館休業中であるし、構内のお店もコンビニエンスストアや駅弁販売店以外は軒並み閉まっている状態だ。

どうしても、出なくてはいけない時に、こういった街並みを否応なく見にするのだが、本当に心が痛い。

 

僕自身もできる限り「stay home」するようにしているが、本当にあとどれくらいの期間、このような状態が続くのであろうか。

このために仕事がなくなってしまっている人、医療現場で感染症に体を張って診療を続けてくれている

人達、そして学校に行けずに友達とも会えない日々を続けている子供達。本当に様々な人達の思いを打ち砕かれないように、何とかみんなで乗り切っていきたいものである。