自分自身のモチベーションアップにコーチングを活かす

先週末に、Bigtree代表の吉田大祐さんのコーチング・ワークショップを受ける機会があった。

吉田さんは、立命館大学アメフト部出身で、3度の日本一を経験しているメンバーの1人だ。その後、三井住友銀行に就職。その後、ヘルスケア業界に特化したコンサルティング会社を創業し、その後、現在の人材開発・組織開発コンサルティングを行っているBigtreeの代表をされている。

 

近畿地方を中心に、すでに70以上の医療機関や介護施設などのコンサルティングを、コーチングなどの手法を活かしながら行っておられる。

 

コーチングのよいところは、「相手をやる気にさせる」だけではなく、タイトルのように「自分自身のモチベーションアップ」に対しても用いることができる。これを特に吉田さんは「自分の人生を(自ら)リードしていく」という表現を使われている。

 

私も、メディカルコーチングの資格を取るために130時間にわたる研修を受けていた時期には、このような「セルフコーチング」も行う機会もあった。しかし、最近は忙しいということを理由にして、こういった自分の生き方を見直す「セルフコーチング」の時間をしっかりとることを怠ってしまっている。そういった意味でも、今回のワークショップは大変有り難い時間となった。

 

このワークショップの大事なポイントとしては、「自分の人生をリードする」目的で、まず「自分の現状の生活の点数」をつけてみる。そして、「その点数だと、あなたの生活はどうなりますか?」という問いについて、箇条書きに思うところを書きだしてみる。そして、次に「100点満点の生活とはどのようなものでしょうか?」について、箇条書きに書いてみる。そして、この「理想と現状を埋めるためには?」について、できるだけ具体的に自分の言葉で書くようにする。

そうすると、自分が今どんなことについて問題意識や不満感を持っているかが分かり、そして、その改善点が自ずと見つかっていくことにもなる。

 

そして、「人生の軸をグレードアップする」といったタイトルで、A4の紙1枚が配られ、各項目に、それぞれ自分の言葉で書いていく。

その項目とは、「自分の人生の軸」「好きな言葉・嫌いな言葉」「自分が幸せな状態・自分が幸せでない状態」「憧れの人物/その人の何に憧れているのか」など、自分の頭の中を整理し、最終的に、今後の目標や、それに向かっていくための具体的な行動について書き、そうすることによって、しっかり将来に向かって自分のことを見つめ直す時間を持ち、自分が今後何をすべきかを再認識することとなる。

 

吉田さんは、「あなたは自分の人生をどうリードしますか?」「ワクワクする日々を一緒に創りませんか?」、そういったことを、定期的に(年2回くらい)ご自身でも、自ら考える時間を作っているとのこと。 皆さんも、時には自分を見つめ直す時間を作ってみませんか?