都内 自転車シェア・サービス初体験

今週、仕事で内幸町駅近辺から浜松町駅付近まで移動する必要があった。

新橋駅まで歩いて1駅だけ電車に乗るか、近距離だがタクシーに乗るか、はたまた頑張って歩こうか、何とも中途半端な距離であった。

 

ただ、幸い雨は降っておらず、ランチをどこかに寄って食べて、そのまま歩いていこうと(運動不足にならないために仕方なく)思った。食べログで調べてみると、ちょうど通り道の数百メートル先に美味しそうなインドカレー屋さんがあった。

 

食べ終わって、「さあ、(あまり気は進まないが)歩こうか」と思って、歩き始めたところ、OLと思われる女性が運転している自転車とぶつかりそうになった。全然狭くない道なのに、どうして自転車とぶつかりそうになったかと、よく見たところ、僕が自転車専用道路にはみ出していた状態だったことが分かった。

 

「ああ、失礼してしまったな」と思ったと同時に、その女性が乗っていたのが、最近都内で見かけるようになった「バイクシェア・サービス」の赤い小さな自転車だった。「平日の昼間に若い女性がバイクシェア・サービスの自転車」に乗るものなのだと、ちょっと意外な感じがした。

そして、次の瞬間「おっと、俺も自転車で移動したらちょうどいい距離なのでは」とその時気がついた。

 

早速、スマホで検索してみると、意表をついて、振り返って50mほどのところに、シェアサービスの駐輪場があることが分かった。

どうやって、シェアすればよいか全く知らなかったのだが、ザックリ説明すると、

①メールアドレスを登録して、②クレジットカード決済の登録をすると借りれるようだ。

早速、登録手続きを始めてみて、5分程で晴れてお借りする準備が整った。

乗りたい自転車の番号を入力すると、「パスコード」が送られてきて、その4桁の数字を入力すると、解錠できた。

 

小さな車輪の自転車だが、小さいながらもカゴがあり、カバンを入れることができる。これだけでも、普段パソコンなどが入って重たいので、非常に助かる。そして、電動自転車なので、思った以上にスイスイ楽に進んで行ける。小さくて小回りも利くため、ふだん通らない裏道を通ることもでき、サイクリングとして、気分転換にも最適だった。

 

目的地付近のシェアサービスの駐輪場がどこか、探してみると、何と今から行こうと思っていたビルに、まさしく駐輪場があった。ただ、都内のビルは大きいので、実際に到着してみると、ビルのどこに駐輪場があるか全然案内も無く分からない。仕方なく、警備員の方に尋ねて場所を教えてもらった。

 

駐輪場に自転車を置いて、鍵をかけてエンターキーを押すと、「施鍵確認通知」「返却完了」のメールが送られてくる。これでレンタル終了となる。

 

結局、料金がいくらだったのかがよく分からなかったので、後で調べたところ、30分150円(税別)とのこと。これであれば、タクシーに乗るよりも断然お得だし、非常に健康的でもある。

駐輪場の場所さえ問題なければ、今後、天気の良い日は、また是非とも使わせてもらいたいと思う。

 

今後、都内だけでなく、あらゆる地域でどんどん普及していってもらえると、運動不足の人達のよい運動の機会が増えるかもしれない…。