雪下先生 

一昨日のブログでも書いたように、先週末、慶応義塾大学日吉キャンパスで行われた、「Sports X Conference 2018」というイベントに参加した。

実は、日本経済新聞を読んでいる時にこのイベントがあることを知ったのだが、その時に、ある講演者の名前が目に入り、是非行ってみようと思った。

 

それは、雪下岳彦先生。

私の順天堂大学医学部の1学年上の先輩にあたる。順天堂大学では、1年生は全員寮生活で、その寮の運営として、2年生の有志達で8人部屋の各部屋長を任されている。

実は、雪下さんはラグビー部だったが、僕の部屋の隣の部屋長だったので、僕が大学1年生の時からよく知っている間柄である。

 

ただ、実は、彼が医学部6年生の夏、ラグビー試合中のスポーツ事故で頚髄損傷となり、それ以来、辛うじて右腕が動く程度といった、大きく手足の自由を失われた車いすの生活を余儀なくされておられます。

この大ケガをされた時は、順天堂医院での入院期間も長期間になり、本当に大変な思いをされていたと思う。

その後、リハビリ病院に転院され、医師免許取得のため、勉強を再開された。

 

僕は、上記の様に1年生の時からよく知っていた仲であり、学年代表をしていたこともあり、ラグビー部の同級生数名と2度ほど、神奈川にあるリハビリ病院に国家試験対策に向けての資料などを持って、お見舞いに行かせてもらったこともある。

 

素晴らしいことに、僕たちと一緒に、晴れて医師免許を取得された。その努力は、本当に誰にも真似できないものだなと、当時、同級生達と話しをしていたことをよく覚えている。

その後精神科で研修医実習を経た後、アメリカに4年間留学され、スポーツ心理学を学ばれたりもしておられた。さらに、順天堂大学大学院を修了し、医学博士号を取得。現在は、鈴木大地・スポーツ庁長官のもと、スポーツ庁の参事も務めておられる。

 

久しぶりにご挨拶でき、しかも変わらずお元気そうにされていたので、非常に嬉しかった。

 

文面が長くなったので、この続きは明日にしたいと思う。