昨年の東京開催に続き、岡山でも第68回日本糖尿病学会年次学術集会の公式プログラムとして、リスニング・カンバセーション(リスカン)のロールプレイセミナーを開催させていただきました。
学会最終日午後のセッションであったにもかかわらず、ファシリテーター等も含め、約70名の方々に集まっていただき、大いに盛り上がったセミナーとなり、無事終了することができました。
このリスカンは、リスカン糖尿病ロールプレイ研究会という会に、糖尿病医療関係者の有志が集まり、2008年に始まりました。私も、2010年頃に初参加し、2011年の第19回に初めて司会進行を任されたのを、今でもよく覚えています。
https://square.umin.ac.jp/lis-con/whatislis-con.html
このリスカンは、基本的に5人1グループになっており、1人はリスカンメンバーがファシリテーター役。その他4人が糖尿病療養指導士役(医師役)・患者役・オブザーバー2人となり、これを4クール行ってそれぞれの役柄を体験してもらうというものです。
実際に、患者役をやるということは、日常の診療の中ではあり得ないことですが、この患者役をしてみることで、患者さん達が感じていること、医療者のコミュニケーション態度がどの様であればよいのかなど、想像以上に色々なことを感じることができる、貴重な機会となっています。
今回も、当日、大会長の川崎医科大学・金藤秀明教授が直々にリスカン会場にお越しいただき、開会の挨拶をしていただきました。そこで、一気に参加者の皆さんのテンションも上がり、非常に活気のあるロールプレイになっていったなと感じております。
実際には、主催されている川崎医科大学の関係者の先生・スタッフの方々や大会運営事務局の方々と何度も打ち合わせを行い、大変お世話になりながら開催にこぎつけることができました。
本当に、こうした大会運営の様々な方々のご協力のおかげで、参加者のみなさんにも喜んでいただくことができ、リスカンメンバー一同ホッとしております。
今回は、閉会の挨拶をさせていただき、その時の写真をいただいたので、ホームページにもアップさせていただきます。
また、今後も学会だけでなく、全国各地で開催していく予定ですので、糖尿病診療に携わっている医療者の方々は是非、ご参加いただけると嬉しいです。