「がんばろうKOBE」以来の日本一

日本シリーズは、まさかの逆転4連勝で終わった。

3戦目までを見て、誰がその後のオリックスの4連勝を予想したであろうか?

しかも、山本由伸投手をケガで欠いた中での4連勝。どれだけ投手陣が充実しているんだというのが、正直な感想だ。

 

そして、「がんばろうKOBE」以来の日本一。あの時のことは、やはり印象に残っている。

シーズン直前の阪神淡路大震災。関西人のほとんどが、まさか関西で大地震があるとは思っていなかったので、震災直後の神戸の被害状況は、僕も含めて関西中、絶句する以外になかった。

 

そして、仰木監督率いるイチローを中心としたオリックスが、あの「がんばろうKOBE」を合言葉に快進撃を続け、非常に素晴らしい内容で日本一を飾った。

この時、本当に関西は物凄い盛り上がりだった。ある意味、阪神タイガースが優勝した時よりも、純粋にこの優勝を関西中が喜んだのではないだろうか。

 

あれから26年。長い低迷期も含め、本当に久々の日本一だった。

やはり監督は、捕手出身者。26年前の中島聡は、本当にいい仕事をする捕手だった。

本人はなぜか存在感を消すのが非常に上手な印象を受けるが、そういったあまり存在感無く、期待されていないなかで、結果としては最下位からの2年連続リーグ優勝。これもまた、野村克也 名監督のように、弱小チームを立ち直らせるのは、やはり捕手の視点が非常に有用なのであろう。

 

去年も今年も、日本シリーズは非常にクオリティが高く、野球ファンとしては純粋に楽しむことができた。ただ一方で、このセパ両リーグの覇者が、互いにハイレベルなところで凌ぎを削りあっているということは、他球団が来年優勝することがますます難しくなるのではないかとも思わせてしまう。それくらい、強さを感じるチームになった。

 

ただ、吉田正尚選手がメジャーリーグ進出などとなると、また状況は変わるのかもしれない。そういったことも含めて、野球ファンとしては、今年のポストシーズンも楽しんでいきたい。