八重洲ブックセンター閉店と東京駅エリアの大規模開発

3月末日で八重洲ブックセンターが閉店した。ニュースで現地中継を行うほど大きく報道されており、

ちょうど最終日の31日に、仕事で八重洲周辺にいたので、僕も本を買いに立ち寄った。

 

見せに近づくと、大勢の人達が閉店のお知らせの案内ポスターも含め、様々な角度からスマホで写真を撮っていた。しかも、入り口すぐの白い円柱の柱には、様々な作家達の直筆サイン入りメッセージが書かれていた。そこでも大勢の人達が足を止め、写真撮影していた。

 

非常に残念そうにされているお客さんも多いのが印象的で、1つのビル全面に選りすぐりの本がびっしりと並べられた、日本でも最先端を走ってきた書店の閉店というのは、これほどのインパクトがあるのだなと肌で感じられた。

しかしながら安心なことに、別に倒産した訳ではなく、このエリアの大規模開発を行うための閉店で、数年後には40階以上の大きなビルが建設され、その中でリニューアルオープンする予定とのこと。

 

ついでに、八重洲ブックセンターの通りを歩いてみたところ、これもよくニュースの株価報道等で映し出されていたみずほ証券の店舗もすでに閉店していた。これは、すぐ近くの同じ通り沿いにある、最近新しく建て替えられたYANMARTOKYOというビル内に移転したとのこと。

まさに、この通り沿い一帯のビルが一気に取り壊されて、本当に巨大ビルディングが誕生するらしいということが実感された。

 

すでに先程のビルの隣には、TOKYO MIDTOWN YAESUが誕生し、地下には東京駅のバスターミナルが入っており、東京駅八重洲地下街とも繋がるようになった。この辺りを歩いてみると、八重洲から日本橋の広範囲で、こういった大規模開発の大工事が本当にいたるところで行われている。

すでに八重洲地下街は、お昼時はどの飲食店も満員で並んでおり、こういった再開発が終了した頃には、どんな人手になってしまうか怖いくらいである。東京の発展というのは、本当にスケールが大きくて圧倒される。逆を考えると、地方はこれに負けないアイデアを出していかないと、どんどん東京に人を取られてしまうということになりかねない。そんなことを強い危機感も抱きながらつい考えてしまう、それほどのスケールのデカい再開発が日本の中心でまだまだ現在進行形で進んでいる。