鳥取・すなばに行って思ったこと

今回有り難いことに、鳥取市内で「医師の働き方改革」の講演会をさせていただいた。このお蔭で、初めて鳥取砂丘にも行くことができた。関西人ながら、島根・松江には行ったことがあり、高速道路で通ったことはあったのだが、しっかり観光もしたのは初めてであった。

 

鳥取大学附属病院は西部エリアの米子市内にあり、鳥取市は東部にあるため、医療圏が異なるとのこと。そのお話しを聞いて、静岡県と同じような図式になっていると感じた。東部エリアでは大学病院が近くに無いことのご苦労もあるとのことであったが、とは言え、急性期医療を行っている病院が複数、市内にあるとのことだった。その点、静岡県東部エリアよりは医療は充実していると思えた。

 

最近は、ワーケーションが流行り始めているが、実際のところ羽田空港から1時間前後で鳥取空港まで来れてしまう。しかも、空港から鳥取駅までも車で15分程度であり、十分にワーケーションなどの移住やセカンドハウスの居住地として候補に挙がる土地であると感じた。

ただ、先生方にお話しを聞いていると、鳥取の方々は奥ゆかしい人柄の方が多いので、なかなか首都圏などに向けてのアピールが全然行えていないとのこと。大変勿体ない気がする。

 

初めて鳥取砂丘に行ってみたが、思っていた以上に広大な砂丘なのに驚いた。あいにく、講演会の後であり、革靴で行ってしまったので、とても海岸線まで歩いくことができなかったのは残念だった。

そして、県知事が発言して話題になった「スタバないけど、すなばはある」とのことだったので、すなば珈琲にも行って来た。てっきり鳥取砂丘の傍にあると思っていたのだが、その周辺には無く、結局鳥取駅まで戻った時に立ち寄った。もっとスタバに似せた店なのかと思ったが、予想以上に普通の喫茶店な感じで少し意外であった。ただ、コーヒーは普通に美味しかった。

 

あいにく今回、鳥取大学病院にいる、医局の後輩先生には会えなくなってしまったのだが、観光がてら米子・境港まで、特急と鬼太郎電車を乗り継いで、島根県との県境まで行って来た。

境港では、ちょうど蟹が旬な時期で、岐阜・愛媛・大阪ナンバーといった様々な地方から、観光がてら蟹を買いに来た観光客でにぎわっていた。

 

鳥取側は鳥取コナン空港ということで、空港内は様々なところにコナンのアニメを目にすることができた。そして、やはり山陰地方は、これからが寒ブリなど旬で、色々と美味しいものが食べられる。このため、また是非、時間を作って温泉や城廻なども含めて、ゆっくり観光しに行きたいと思う。

そして、医療も充実しているのであれば、もっと移住やワーケーションなどで、大都市圏からたくさんの人達が鳥取・島根に来てくれるようなお手伝いもしていけたらとも、お世辞なく思った。