6月 2020

緊急事態宣言が解除となり、東京アラートも緩和されたことにより、少しずつではあるがコロナ以前の日常が戻りつつある。

その1つにスポーツジムの再開も含まれる。ただ、スポーツジムが再開したといっても、もちろんコロナ以前とは状況が少なからず変わってしまっている。

 

僕が普段行っているジムも、今月久しぶりに行ってみると、筋トレマシーンの配置がだいぶ変わっていた。「密」になることを避けるために、マシーンとマシーンとの間隔が今までよりも広くとられていて、少しマシーンの台数等も減ってしまっていた。

運動しに来ているお客さんも、6月初旬はコロナ以前の頃に比べると1割程度でしかいなかった。今週は2~3割程度まで増えてきた印象だ。

 

緊急事態宣言前にも、すでにスタジオレッスンは中止となっており、お客さんは1~2割程度の状態であった。普段、僕自身は週1回、平日にジムに行っているので、週末に比べると圧倒的に高齢の方が多い。スタジオレッスンも、週末のような激しいエアロビ系のものよりも、かなり軽めのものやヨガ系が多いため、圧倒的に高齢の女性の参加が多い。このため、スタジオレッスン中止に伴って、ここに参加していた女性陣がほぼ全員来館されなくなってしまった。

したがって、筋トレマシーンで黙々と汗をかいているのはほぼすべてが男性陣ばかりであった。コロナの影響に負けじといつも同じメンバーがジムに来ていたので、言葉は交わさないが、お互い今週も元気で生活できているなといった、何となく連帯感みたいなものが感じられていた。

 

もちろん、現在は全員がマスクを着用しての運動を行っているのだが、やはり口周りは暑い。

今までは、35分走ってから筋トレをしていたのだが、これだとマスクが汗で絞れるくらいにビショビショで使い物にならない。絞ればコロナ汁が…(笑えない)。

 

このため、週末に外を走るようにして、スポーツジム内では筋トレを終えてから15分だけ走るようになった。

そういえば、今月、久しぶりに筋トレした時は、無難に普段より-5㎏軽い設定にしたのだが、その後の筋肉痛はかなりヤバいぐらい酷かった。やはり、コンスタントに運動する大切を痛感させられた。

 

 

本当に今までとは異なって、一人一人が色々なことを考えながら行動をしなくてはならない状況が続く。

ただ、毎日必ず通勤するということがなくなりつつある人も増えてきた中、お互いに運動不足にならないように、そしてコロナに巻き込まれないような体力づくりを行うために、かつ、スポーツジム内でクラスター感染とならないように、みんなで細心の注意を払いながら運動を続けていきたいと思う。

ある意味、問題作である。しかし、子育てで悩んでいる人や部下で困っている人などは、必読した方がよい本であると思う。

「ケーキの切れない非行少年たち」(宮口幸治著;新潮新書)は、新聞の広告などでもかなりインパクトがあった。しかも、最近の売れ筋ランキングでも上位に来ており、思わず買ってしまった。

 

タイトルのネーミングが秀逸であり、実際、少年院の子供達を精神科医である著者が詳細に調査し、治療教育を行っていくのだが、内容としては、幅広く多くの子供達(大人達)にも本来は必要である調査や治療教育であることが、読んでいくと分かってくる。

 

いわゆる落ちこぼれや不良となってしまった子供達に対し、今までの日本の教育では、どうしても上手くいかないところがあった。しかし、うまくいかない箇所とはどういったことなのか、そして、どのように対処方法を行っていけばよいのかが、明確ではなかった。

 

この本は、そういった今までの教育の限界や今後の治療教育方法を提示してくれているというところで、非常に画期的であると思うし、すでに多くの方が読まれているのだと思う。

 

詳しい内容は、是非、本を実際に読んでいただきたいが、そもそも「認知」ができていない子供や大人が多いということが根本的な原因である可能性が高いということに注目している。聞いたことや書いてあることの言語理解や、相手の表情をしっかり見て理解することなどが、そもそもできていない子供が予想以上に多く存在すること。そして、それらの兆候は小学校2年生の頃から現れているとのこと。

 

メンタル疾患で休職した若い社員が、復職後、結局上手く仕事が続けられず再休職したり、退職していったりすることも、しばしば見受けられるが、彼らの中にもこういった認知が子供の頃から上手くできない人も少なからず含まれているのではと感じる。

 

さらに、これらを裏付けるかのように「あおりの理由 思い込み半数 加害者「進行邪魔された…」 警察庁が初調査」という記事が日本経済新聞にも掲載されていた(2020年6月23日夕刊)。この記事によると「あおり運転の原因は、加害者側の認識では「進行を邪魔された」が最多の47件で、「割り込まれた・追い抜かれた」29件、「車間距離を詰められた」11件など。9割超の計122件で被害者側の行為に端緒があったとしている。しかし、捜査で実際に被害者側がそのような行為をしたと確認できたのは58件だった」とのこと。  実際に、正確に状況を「認知」できない大人がたくさんおり、そういった障害が子供の頃に改善される機会を逸したために、こういった不快な事件が全国でも多発しているのではないだろうか。

 

このため今後、小学校から高校まで、現在のカリキュラム以外に、該当する子供達には、きちんと「認知」することができるような治療教育を積極的に行っていく必要がある。

九九ができないとか、漢字がなかなか覚えられないとか、怒られても反省しないといった生徒の中に、こういった障害を抱えている子供が含まれていることを、大人がしっかりと認識し、早い段階でその治療教育を行っていく。

 

これまでは、そういうことを大人達がきちんと認識できておらず、ただただ叱るばかりで、結果的に落ちこぼれを作ったり、非行に走ったり、場合によっては凶悪犯罪に手を染めたりといった経過をたどってしまっていた。その根本の原因には、こういった「認知」に関する障害を持っている子供が多いこと。そして、その対策を義務教育の頃から行っていくことで、こういった不幸な犯罪を大幅に減らしていくこともできるかもしれない。

 

こういった取り組みを、日本中で上手に行っていくことは、多くの若者たちが劣悪な犯罪やあおり運転などの加害者になることもなく、そしてそれによって一般市民も被害者となることがない社会を作り上げていくことができる大きな可能性を持っていると考えられる。

 

厚生労働省による新型コロナウイルスの初の大規模な抗体検査の結果が16日、公表された。過去に感染したことを示す抗体保有率は東京0.1%、大阪0.17%、宮城0.03%で、欧米の報告より低い。多くの人が免疫を獲得し感染が終息に向かう「集団免疫」まで時間がかかると見込まれ、感染が再び広がる「第2波」への警戒が必要だ。(日本経済新聞社2020年6月17日朝刊)

 

抗体検査は感染後にウイルスに対する抗体ができているかを調べる。PCR検査や抗原検査がウイルスの有無や量を調べるのに対し、過去に感染したかどうかが分かる。このため基本的に、抗体ができると、その後のウイルス感染は防げるというのが一般的である。ただ、今回の新型コロナウイルス感染症の場合、抗体を保有していても再感染の可能性は否定できていない。ましてや、抗体を持っていなければ、今後もいつ感染するかは分からない。

 

この新型コロナウイルス感染症がいつ頃終息するのかを予測するうえで、重要な指標の1つとなってくるのが、抗体保有率である。一般的には6割程度の人が抗体陽性となると終息に向かうと言われているそうだ。

 

ところが、これだけ毎日感染者数などが報道され、日本中の経済が一変してしまったにもかかわらず、東京でさえも抗体保有率はたった0.1%とのこと。

これは、ワクチンや特効薬が開発されない限りは、まだまだずっと「withコロナ」の状況は続いていくということになる。

 

2~3月のまだ新型コロナウイルス感染症の脅威が日本国内ではそれほど認識されていなかった頃、都心部へ向かう通勤電車内では、マスクをせずにゴホゴホ咳をしている人が、必ず1車両に1人はいた状態であった。このため正直なところ、僕自身は、かなりのサラリーマンやOLの人達がこの時期にコロナに感染していたのではないかと考えていた。従って、抗体陽性率は15%程度になるのではないかと密かに思っていた。

 

しかし、結果は99.9%の人が感染していないとのこと。これは本当に衝撃的な数値である。やはり、日本では、しっかりマスクをして、みんなが手洗いも行っており、その効果が絶大ということであったのだろうか。

それでは、あの咳をしていた人達はインフルエンザ感染だったのか、咳喘息だったのだろうか….。

 

現在発売となっている抗体検査キットは、偽陰性が多いのではないかとも言われている。もしかしたら、陽性者数を少なく見積もっている可能性もある。ただ、それもどの程度なのかははっきりしない。

そういった意味でも、まだまだこの新型コロナウイルス感染症については明確でないことがたくさんある。今後、第2次・第3次のパンデミックをできる限り回避していくためには、もうしばらく我々は我慢を強いられることになる期間は続くということであろう。

インターネットで医療情報を検索していたところ、ケアネット社のサイトで、下記のような記事を見つけた。

医学書出版社で構成される「日本医書出版協会」は、同協会の会員各社がサイトで無償公開しているCOVID-19関連の書籍、雑誌の論文や記事、Web情報などを一元的に閲覧できるページ「新型コロナウイルス関連無償コンテンツ 」を開設した。

https://www.medbooks.or.jp/special/covid19/

 

「日本医書出版協会」のホームページでは、下記のようなコメントが記されていた。

新型コロナウイルスに立ち向かう医療従事者の方々の献身的な働きに感謝し,少しでも支援させて頂く目的で,本ページを作成致しました.当協会の会員社が各社のサイトにて,無償で公開する書籍,雑誌の論文や記事,Web情報などを一元的に閲覧可能で,緊急寄稿も含めた,新型コロナウイルス関連の豊富な専門情報が,無償でご覧いただけます.

最前線で新型コロナウイルスに立ち向っている医療従事者の皆様,そして感染収束に向け努力されている全ての皆様にお役立ていただければ幸いです.

 

実際に無料で見ることができる内容は、新型コロナウイルス感染症の最新情報で、COVID-19に関する診断・治療・公衆衛生的なものまで、幅広くかなり詳細な内容ばかりである。

医学関連の出版社の方々ややその記事を書いている医療者の先生方のご好意や熱意ある思いにも、本当に感謝を申し上げたい。

 

こういった正しい情報をきちんと得ながら、我々も、日々の感染拡大予防にしっかりと繋げていけるようにしたい。そして、この様なエビデンスのある情報が、フェイクニュースや無意味な買い占めパニックなどの抑止力となればとも思う。

今月に入り、明らかに都内での人の動きは多くなってきた。電車内も過密とまではいかないが、すでに混雑していると実感できるほどの乗客数となっている。

新規感染者数も一進一退を繰り返している様相だが、今月この数がどの様に推移していくのかは、今後の日本の経済活動を大きく左右していくことになると思われる。

 

その中で、様々な業種が未だに自粛を余儀なくされているわけだが、少し違った視点からもこの制限措置を考えるべきではないかと思う。

カラオケボックスやナイトクラブの中には、カラオケや接待をせずに、飲食の提供だけを行うお店も出てきたとのこと。これは「3密」を避けた対策を取っているので、こうして収入を得ることは問題ないと私は考える。しかも禁煙で営業しているお店であれば、さらに感染リスクは抑えられる。

 

むしろ、すでに営業再開している一般の飲食店でも喫煙可能なお店はかなり問題がある。やはり、喫煙者は新型コロナウイルス感染症のリスクになると考えられるし、しかも、受動喫煙者も感染リスクが高まってしまう。

このため、喫煙が可能な状態で営業ができるようになるのは、東京都でいう「ステップ3」以降の状態であるべきだと考える。

ただ単に業種別で営業自粛要請を行うのではなく、接待を伴う飲食やカラオケ店で大声で歌うこと、そして喫煙することを自粛してもらうというようなお願いの仕方の方が、より具体的で納得感があると思う。

例えば禁煙対策を行い、ソーシャルディスタンス対策もできているバーは営業できずに、たばこの煙がモクモクとしている居酒屋や飲食店は営業再開しているというのでは、クラスター感染のリスクのことを考えれば、非常に矛盾してしまっている。

 

残念ながら、この新型コロナウイルス感染症の様々な自粛は、今後も長期化してゴールが見通せない。

ただ、まったく営業ができないというのではなく、どういった環境を整えれば営業を行えるのか、科学的に行政が示してあげて、それに沿って仕事のやり方を各々が考えていくということが、必要となってきている。

そして、できる限り感染者を抑制して、日本の経済が回っていくようにお互いが配慮し合うことが、長期戦を戦う上で求められていると考える。

 

日本では、COVID-19関連ハラスメントが問題になっているが、これは医療関係者達にかなり精神的なダメージを負わせてしまったのではないだろうか。これは、一般人が思っている以上に由々しき問題になるかもしれない。

実際に、日本呼吸器学会が行ったアンケート調査では、「COVID-19 に関連してスタッフや患者が何らかのハラスメントを受けた、と回答した施設は28.7%(62 施設)に及んだ」との結果が出ている。

これによって退職を考えたり、病院勤務を断念したりする医療者がいたとすれば、日本やその地域としての損害は大きいといえる。是非とも、日本社会全体で、コロナウイルス感染症の最先端で働いてくれている医療者を全面的にバックアップしていきたい。

 

そして、このアンケート調査によると「COVID 19 確定症例を診療している(していた)施設は 全体の 65.7%(142施設)であり、そのうち、 3 /4 以上の症例で呼吸器内科が主科となり診療している、と回答した施設は 41.5 %(59施設)であり、多くの施設で呼吸器内科が中心的役割を果たしていることが示された。また、呼吸器内科が診療にあたっているCOVID-19 の重症度は幅広く、35.2%(50 施設)では、重症例の管理に関わっていた」とのこと。

 

本当に呼吸器内科の先生方のご尽力には頭が下がる。

実は、呼吸器専門医の数は意外と少なく、日本の中でも非常に貴重な存在なのである。今回、ちょっと気になって調べてみたところ、日本呼吸器学会のホームページによると、日本呼吸器学会認定専門医の先生の数は6869人。ちなみに、日本糖尿病学会認定専門医の先生の数は6175人、日本循環器学会認定専門医の先生の数は14,529名(2018年4月1日現在)であった(下記URL参照)。

すなわち、心臓と肺といった、人間の中で最も大切な臓器なのにもかかわらず、実は専門医の数は倍程異なっている。しかも、糖尿病専門医とあまり人数が変わらない。それくらい呼吸器専門医は余人に代えがたい存在なのである。

 

https://www.jrs.or.jp/modules/senmoni/

 

http://www.jds.or.jp/modules/senmoni/?ao%5B0%5D=0&ao%5B1%5D=0&ao%5B2%5D=0&sf%5B0%5D=1&sf%5B1%5D=2&sf%5B2%5D=1%2C2%2C3%2C4%2C5%2C6%2C7&ss%5B1%5D=0&ss%5B2%5D=0&ss%5B3%5D=0&sq%5B0%5D=&sq%5B1%5D=&sq%5B2%5D=&return.x=72&return.y=16

 

https://www.j-circ.or.jp/senmoni_kensaku/

 

こんなに貴重な呼吸器専門医が、この「COVID-19関連ハラスメント」を機に病院から退職でもしてしまったら、本当に大事である。

 

この他にも、感染症専門の先生や総合診療科の先生も、実際に最前線で治療にあたってくれていると思うが、これらのスペシャリストはさらに人数は少なく、こちらもかなり貴重な存在なのである。

 

こういう観点についても、是非マスコミ等で紹介していただき、これまで日本の中で冷遇されてきた感染症関連の専門医の先生方が、今まさに活躍してくれているからこそ、我々の生活が何とか続けられていることを多くの方に知っていただきたい。

そして、こういった不人気であった診療科に、多くの若い医師が入局して、これからの日本を支えていってもらえたらとも思う。

最近のニュース等で、来年度の9月入学は見送りといったことが報道されていた。

確かに、この新型コロナウイルス感染症のパンデミックの状況下で、感染症対策以外の仕事を増やすことは得策ではないと思う。

ただ、今年の学年の生徒や児童のことを考えると、他の話題と同様に、ただ単に議論を先送りして、慎重に物事を進めた方がいい案件と考えてよいのであろうかと疑問を持っている?

正直、このブログ内では、あまり政治的な内容を書き込むことは極力避けたいと思っているのだが、ここは国民みんなでしっかり考えるべきだと思う。

 

先週もNHKテレビで、大会3連覇中の強豪高校生たちの心境を取材した番組があった。それを見ていて、本当に気の毒としか言えず、そしてどんな声をかけてあげてよいのか、僕には全然わからないと思った。

このまま、今の学年が来年3月で終わってしまうようなことがあれば、部活動だけでなく、修学旅行や文化祭・体育祭などの恒例行事もことごとく中止になってしまう可能性が極めて高い。

特に小6・中3・高3生にとっては、最後の行事であったり、もう一生体験することのできない行事であったりするかもしれない。それを、大人が簡単に中止して、君達は我慢しろと決めてしまってよいのだろうか。彼らのこれからの人生にぽっかりと穴をあけてしまったり、大きなチャンスの機会を乱暴に奪ってしまうことにならないであろうか。

もっと大人が思っている以上に重大なことだと受け止めて、徹底的に議論を行い、かれらのこの瞬間を最大限に熟慮してあげる必要があるのではないかと感じている。

 

そういった中で、来年度の入学を9月にすれば、その5カ月間で様々な大会等も開催できるかもしれない。そうすれば、工夫すれば来年の夏に、夏の甲子園大会も今の学年のメンバーで、ある程度の形で開催できる可能性も出てくる。

 

先日もブログに書いたが、我々大人達は、若い頃にこのような学生生活に壊滅的な影響が出る出来事を経験していない。しかも今回は、学生紛争といった政治的なものではなく、未曾有の長期間に及ぶパンデミックである。

 

いよいよ、学校が再開され始めている。ただ、まだまだ全員が教室に集まって、通常の授業が行えるといったこととはほど遠い形でしかない。実際に、そういった今まで通りの授業が行えるようになるのはいつ頃になるのだろうか? もしかしたら、半年後も上手くできていない可能性も考えられる。それで、本当に3月で今年度を終了させることができるのだろうか?

 

今後の学校再開に伴って、どんな新たな問題が出てくるのか、そういったことも含め、しっかり状況判断を行いながら、もっと多くの大人達がしっかり心を込めて、子供達が納得して人生が送れるような判断していくことに意識をむける必要がある。

 

彼らが、大人になった時に、悔恨の念をできる限り残さないように。