8月 2018

今週、株式会社 産業保健コンサルティング アルク 代表取締役の梶木繁之先生のご講演を聴かせていただいた。長年、産業医科大学 産業保健経営学に在籍され、現在は嘱託産業医や労働衛生コンサルタントとしてご活躍されている先生だ。

 

企業内のニーズをどの様に把握し、戦略を立てていくか、非常に具体的な手法として、この「に」「が」分析を用いるとのこと。

 

産業医にとって2種類の顧客となる、経営者と労働者に対し、顧客「に」必要なものと顧客「が」必要であるものを、4分割の表にして、箇条書きに書き込んでいくとの説明であった。

確かに、この表に経営者と労働者それぞれの、必要なものと必要であるものを書き込んでみると、自分の中でうやむやになっていた考えが「見える化」され、頭の整理になった。今後、是非参考にしてみたい。

 

さらに、「に」「が」分析で、ニーズを洗い出した後は、「オープンクエスチョン」や「I メッセージ」などを用いながら、経営側と労働者側の両者を巻き込んで、職場全体で産業衛生活動に取り組んでいってもらえるように促していくとのこと。巧みにコーチングの手法なども用いながら、安全衛生優良企業へ認定されるまでに、社内を活性化させておられるとのこと。その素晴らしいコミュニケーションの手腕を垣間見ることもでき、大変に勉強になった。

今週、この春までいた会社に同じタイミングで中途入社した仲間達と久しぶりに集まった。

2年程前に入社して以降、年に数回コンスタントに集まっている。正直なところ、私も含めてすでに退職してしまったメンバーもいるのだが、その辺は有り難いことに不問にしてくれており、お蔭で楽しく一緒にお酒を飲まさせていただいている。

 

私は、この同期会にほとんど毎回参加しているのだが、いつも思うことは、本当にこのメンバーと飲んでいる時は、不思議なくらい気兼ねすることなく楽しいお酒が飲めている。

そして、一人一人の話しが実に興味深く面白い。実際には、IT関連の話題になっている時は恐らく私は2~3割程度しか理解できていないと思う。それでも、今まで病院の中でしか働いてこなかった身からすると、「ああ、世の中はこういう風に変化しているのか」とか、「世の中のサラリーマン達は、今こういうことを考えているのか」と、色々と発見や気づきを与えていただいている。

また、やはりこういう人達が集まって来る会社というのは、本当に優秀な会社なのだなと、すでに辞めてはいるが改めて思ったりもする。

 

退職した分際で厚かましい限りでなあるのだが、これからも是非引き続きこの同期会に参加し、情報交換もたくさんして、お互いに仕事でもプライベートにおいてでも色々と役立っていければなと思う。

残暑の季節になったとは言え、酷暑と言うべきくらいの猛暑がぶり返している。

 

私自身は、「最近の東京の暑さは、30年前の京都の暑さに似ている。」と感じている。

そう言うと、東京の人達には、そんなことはないだろうとしばしば反発される。

 

しかし、当時の京都を思い返す時に、思い出される言葉がある。それは、その頃の京都の大人達が、

たまたま最高気温が33℃程度の日があると、「33℃だと、今日はだいぶ過ごしやすい」と、半分自虐的な言い回しをよく口にしていた。それくらい京都では、30年前でも35~36℃くらいまで最高気温が上昇することは頻繁にあったということだ。そして、やはり35℃を超えると本当に暑かった。

 

当時は、学校の教室や部室には、まずクーラーが設置されていることはなく、ただただ扇風機か、それもなければ、下敷きやノートでバタバタと扇ぐだけだった。正直、授業を受けていても全く何も頭に入ってこない。ただただ暑いだけだった。

 

今年、京都は10日程連続して38.0℃を超えた時もあった。帰省した時に親が、「車に乗りこんだ時に、車内の気温計を見たら44℃だった」と話していた。それを聞いて、ちょっと絶句してしまった。本当に熱中症予防対策は厳重にしないと誰もが大事になってしまいそうである。

この猛烈な暑さは、来年以降も続くのだろうか…。

週末、メディカル・トリビューンのWeb版を読んでいたら、非常に興味深い特集があった。

それは、下記の記事である。

新しい医療分野、”舞台医学”とは

初の総合解説書を刊行した武藤芳照氏に聞く

https://medical-tribune.co.jp/rensai/2018/0718514813/

 

スポーツ医学だけでなく、実際には、演劇や音楽、舞踏といった芸術活動でも同じ動作の反復・長期継続に伴い種々の身体障害が生じること、激しい動作および転落による外傷などのリスクが高いことはあまり知られていない。という内容であった。

 

実は、僕自身も、特に高校時代は毎日10時間くらいTubaを吹いている時期があった。

金管の低音楽器で、重さは10㎏以上ある。

当時は若さにかまけて、自分で何もケアすることなく、家に帰ってただ寝るだけだった。

ただ、今から振り返ると、顎関節症や背中のゆがみなどに悩まされていた。

 

僕のトランペットを吹いていた同級生でも1人、自然気胸になり、高校3年生の時に大変思い入れのあったトランペットを諦め、泣く泣くパーカッションに転向した。

 

欧米では、ダンスや音楽と医学に関する学会や団体が設立され、”舞台医学”は医療分野の1つとして認知されつつあるという。

「ファゴットといわれてすぐに楽器と演奏法をイメージできる整形外科医はどのくらいいるだろうか?」と記されているように、医療者側に芸術や専門用語についての知識が必要となるケースも多いと思われる。正直、楽器仲間の間では、こういったエピソードは多々ある。

 

今後、舞台医学クリニックを開設したり、劇場・舞台にもステージトレーナーを養成する体制の構築も構想しているとのこと。

こういった取り組みが、日本の中での芸術や音楽の発展にも繋がっていってもらえると嬉しい。

毎週金・土曜日に糖尿病外来をさせていただいている、静岡県沼津市のあそうクリニックで、今週火曜日から院内併設のカフェを開業した。

こだわりのハーブティーやコーヒーを提供してくれる他、クリニックの管理栄養士さん達が自ら料理を作ってくれたお惣菜も販売している。

まだホームページなどにも掲載されておらず、まさしく始動しはじめたといったところだ。

早速、ほうれん草の胡麻和えや砂糖を使っていないプリンなどをご賞味させていただいたのだが、なかなか他では食べることのできない、カロリー控えめながらもしっかり味わいを感じることができる、大変美味しい仕上がりだった。今後もちょこちょこ利用させてもらおうと思う。

今後、運営が安定していけば、ランチ提供などもしていきたいと考えているそうだ。

そうなれば、糖尿病やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病で昼食にも気を遣っているサラリーマンや一人暮らしの方々にも朗報となるのではないか。今後の展開が大変楽しみである。

名古屋大学大学院生命農学研究科の小田裕昭准教授(時間栄養学)らは、砂糖を日中に取るようにすれば、同じ量を食べても脂肪肝や高脂血症になりにくいことを、ラットを使った実験で明らかにし、今月16日付のPLOS ONEに発表したとのこと。

http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/20180816_agr.pdf

PLoS One. 2018 Aug 15;13(8):e0201261.

 

日中の活動している時間帯に時間を制限して、砂糖を摂取により、脂肪肝と高中性脂質血症が抑制されるとのこと。

 

明かりが自由に使えなかった150年程前までは、多くの日本人は日没後にはほとんど食事を摂ることはなかったとのこと。

日が暮れてからの砂糖・アルコール・油脂類の摂取量がどうしても多くなってしまっている現代社会において、その生活習慣を見直す必要性を示唆した論文と考えられる。

 

ただ、実際にヒトにおいても同様のことが示されていくのか、今後の研究が待たれるところである。

今月18日の日本経済新聞夕刊を見ていたら、平成29年度健康経営度調査の結果についての記事が載っていた。

それによると、「従業員の健康保持・増進の推進の責任者は?」との問いに、経営トップまたは担当役員

と回答している企業が約9割であった。

https://kenko-keiei.org/document_dl/symposium0504.pdf

ある意味、国からこの様に言わされているところはもちろんあると思うが、企業としてもそう発言せざるを得ない時代になってきているとも言えるのではないか。

新聞の文面には、ニッセイ基礎研究所の江木聡主任研究員が「社員の健康増進がコストではなく、業績向上に欠かせない投資だという認識を経営トップ層が持ち始めた」と指摘していた。

この機運が、真の意味での日本の健康増進に繋がっていくことを期待したいし、私自身も微弱ながら協力できるように頑張っていきたいと思う。

東北初の優勝、公立高校11年ぶりとして戦後の農業高校の決勝進出は初と、自ら「雑草軍団」と謙遜する若者の快進撃は、出身都道府県に関係なく、感動を呼んでいる。

もちろん150㎞の剛速球を投げる吉田投手が大注目であるし、さらに、あのサヨナラ・ツーランスクイズ。

 

今日、その他に私自身、金足農業高校の紹介をテレビでしているのを見ていて、非常に目に留まった言葉がいくつか出てきた。それは、生物資源科、造園緑地科といった言葉だ。

 

実は、私は農学部中退。その当時所属していた学科は「森林資源科学科」。ただ、高校を卒業した頃に目指していた学科は、「造園緑地」系であった。その頃、漠然と都市部の環境緑地に関わる仕事ができたらと考えていた。

 

これからの日本の農業や酪農を支えてくれるであろう若者達に、勇気や希望を与えてくれる金足農業高校ナインの快進撃。本当に日本の農業に明るい話題を提供してくれた効果は計り知れない。今や日本中の注目を集めているが、本当に明日、素晴らしい熱戦を期待したい。

今朝の日本経済新聞に、夏の甲子園での高校野球について、医師の約6割が試合時間をずらすなどの特別な熱中症対策が必要と考えていることが、医師専用コミュニティーサイトを運営するメドピア(東京・中央)の調査で分かった。と掲載されていた。

これ以外の医師専用コミュニティーサイト(m3.com)等でも、最近同様に医師へのアンケートが掲載されていた。私も興味を持って、これらの記事を読んでいた。

 

実は、私も高校球児を持つ親なので、否が応でも関心を持たざるを得ない。

本人達は連日、炎天下の中でも1日中練習しており、親ながら本当に大変だと思う。

ただ、ここまで日本が暑くなってしまったからには、やはり少なからず、熱中症予防対策は全国的に講じざるを得ないと思う。

 

しかし、何と言っても難しいのは、どの程度まで配慮するかではないか。

都道府県の予選会でも、早朝やナイターでの開催。甲子園ではなくドーム球場での開催。色々意見が分かれると思う。

できれば伝統ある甲子園での開催が、球児達やその親、高校野球ファンにとっては望ましいであろう。

(スケールは小さいかもしれないが)吹奏楽も全国大会は普門館から名古屋に移った。

 

甲子園は、日本人にとって特別なものであるからこそ、冷静に大人達が、継続か変更か等、子供たちのためにこれから真に議論して、医学的見地も含めて、これからの明確な方針を決めていってあげたいものだ。

ベーシカルで検索すると、何とバルタン星人が出てきた。

実際には「宇宙忍者バルタン星人ベーシカルバージョン」と言う様だが、これは知らなかった。

私もウルトラマン世代だが、このベーシカルバージョンはウルトラマンコスモスに登場するバルタン星人の名称だそうだ。

 

これで「ベーシカル」とグーグルで検索しても、これからもずっと「Basical Health 産業医事務所」がTopで表示されることはなさそうだ…(苦笑)。ただ、ウルトラマンと一緒ということで、話のネタにはさせていただけると思う。これは大変有り難い。

 

今まで名刺交換などさせていただいた方々からは、誰からも指摘されたことはなかった。これは、僕と名刺交換している世代の多くが、ウルトラマンコスモスよりは少し上の世代ということかもしれない。

しかし、バルタン星人は宇宙忍者だとは知らなかった…。