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1985年5月、大阪城ホールで僕は、あの「ボヘミアン・ラプソディー」がどの様にライブで演奏されるのか、正直ハラハラしながら始まるのを待っていた。

何せ、あのオペラパートはさすがにライブでは再現できないだろうと思っていたからだ。そんなことを素人のしかもただの中学生が心配したところで、所詮どうしようもないことなのだが…。

 

 

遅ればせながら、映画「ボヘミアン・ラプソディー」を見に行った。

11月からロードショーという、宣伝コマーシャルを見た時は、正直、ちょっと観に行きたくないなと思っていた。

そもそも、フレディ・マーキュリーを俳優が演じるということ自体が、無理があるのではないか。そして、クイーンの大ファンの1人として、もしもつまらない映画を観てしまって、クイーンに対するイメージが歪んでしまうくらいなら、今回の映画を観ることなく、10代の頃の自分の中でのイメージそのままでいたいとも考えていた。

それから、そもそも「どうして今頃クイーンの映画?」という疑念もあった。

 

しかしながら僕の意に反して、世の中ではこの映画の評価は日増しにうなぎ登りで人気が出ていった。そして、報道ステーションでもNHKでもクイーンの特集がされていたほどだった。

極めつけには、1歳年上の従兄に年末会った時に、「えっ、まだ観てないの。昔あんなに好きだったじゃない。いい映画だったよ。」と言われてしまった。そこまで言われたら、これは観に行くしかないと思い直したのだが、年末、自分のスケジュール管理が上手くできず、なかなか行けなかった。

 

 

今回の映画の感想として、素直に観に来て良かったなと思った。

印象的だったのは、あのクイーンの代表曲たちが、ああいった経緯を経て、曲作りされていったということを初めて知ることができた。それも素直に知れて嬉しかった。

今まで、ビートルズのこういったデビュー前からの一連の経過は、FM等でも大特集されていたことがあり、それなりに知っていたが、クイーンについては初めてだった。

 

ご存知の通り、フレディの死については色々なことが今までにも言われており、確かに面白おかしく書き立てているものもあった。そういった意味で、LGBTやダイバーシティが受け入れられるようになってきた今の時代に、我々が改めてフレディ・マーキュリーという人物について再考してみると言うことは、非常にタイムリーで、こういった時代になったからこそ、様々なことを学ぶことができるのではないだろうか。 そう考えると、この映画を作ってくれた製作者の皆さんに深い感謝と、そしてクイーンの名曲をたくさん映画の中の適材適所で選んでくれた、そのセンスにも敬意を払いたいと思う。

 

そして蛇足だが、映画冒頭の20世紀フォックスのファンファーレ。ブライアン・メイのギターソロ、最高でした!!