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先週末、久しぶりに恩師である河盛隆造先生のご講演を聴かせていただいた。

 

河盛先生の講演会というと、いつも超満員の聴衆が集まるというのが非常に印象的である。その幅広く、あらゆる人達を虜にする人間性は、本当に魅力的だなと私も思っている。

私も、伊豆にいる時に何度か座長をさせていただいた。その度に、三島・沼津周辺で最も広い会場を手配してもらっていたのだが、それでも立ち見が出るほどの医療関係者に集まっていただいた。通常の医療勉強会と比較すると、3倍くらいの集客があることに、分かってはいるつもりでも驚きを隠せなかった。

 

そして、ご講演を聴く度に反省させられる。それは、河盛先生のご講演を何か月か振りで聴くと、かなりのスライドがアップデートされている点である。現役で教授をされていた当時、その傾向は凄まじく、3~4か月後には、3割程度のスライドが最新の医療データにアップデートされていたこともあった。

それは、河盛先生が常日頃勉強を欠かさずされており、また、新しい情報が無いかも常にアンテナを張っておられるためだと、私なりに考察している。

 

私が大学院生だった頃、一番勉強しなくてはいけない時期にもかかわらず、データ解析や外来業務等の忙しさにかまけて、最新の医学論文などをなかなか読めないでいると、たまたま行った河盛先生の講演会で、私がまだ読んでいない今月発表されたばかりの最新の医学論文等の情報をバシッバシッとご紹介されているところを何度も目撃することがあった。

その度に思うのは反省の念しかなく、僕よりもご多忙でおられるはずなのに、どうやって常に最新の医学情報をキャッチアップされているのか、その超人ぶりが不思議でならないと思うことも度々あった。

 

そして今回も、最近アクセプトされた医局員の医学論文や、最新の糖尿病治療薬のエビデンス・データ等もご紹介されていた。幾つになっても、新しいことにきちんと対応されている姿勢は変わっておられない。

巷では、歳を取ってしまうと時代に追いつけずに、昔の話しばかりしてしまう年配の経営者や管理職に悩まされている社員も少なからずおられると思う。

ただ、優れた人は年齢が何歳になろうとも貪欲に新しいものをどんどん取り入れて、しっかりと時代のリーダーとして常に若い世代の見本になっておられる。

 

我々も言い訳せず、何とか新しいことを毛嫌いせずに、どんどん取り入れながら、幾つになっても進化していきたいものである。