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今月、メンタルヘルス法務主任者・産業保健法務主任者資格講座 アドバンストコース2日目を受講してきた。その中で、伝塾塾長でもある、浜口伝博先生(ファームアンドブレイン有限会社 代表)のご講演を聴かせていただいた。タイトルは「産業医の仕事・産業保健スタッフの仕事」であった。特に「職場のメンタルヘルス対策」についても、熱くお話しをされていた。

 

今回も一番最初のスライドで、「働くことで不幸にしてはいけない!」と仰っていた。この言葉は、このブログでも昨年9月に引用させていただいていた。

 

今回、印象的であったのは、先日、WeWorkでのセミナーの時にも、ライフプラン(株)社長の本田祐介さんが引用されていた、Google社の研究で一躍有名になった「心理的安全性」について、コメントされていた。

そして、これからの日本では、なかなか「モノを売って稼げない時代」になってきている。このため、今の日本では「人が資本」であり、会社の中でこの大事な「ヒトを管理し、サポートしていくこと」が、産業医の業務としても重要だとお話しされていた。

また、これも本田さんが引用されていたが、カリフォルニア大学リバーサイド校のソニア・リュボミアスキー教授や、慶応義塾大学の前野隆司教授の幸福論についても触れ、​「幸福感が高い社員の方が、生産性が31%上昇し、売り上げも37%上がり、創造性も3倍アップする」といったことを紹介された。

「幸福が成功を生む」。それを社内で体現するためには、普段から管理職が明るく振舞い、自らが部下に

積極的にあいさつし、声掛けすることが重要だと仰っていた。

 

翻って、日本では、世界の中で「従業員のエンゲージメント」がかなり低いことを憂慮されておられた(米国人事コンサルティング会社KeneXa High Performance Instituteの調査)。その解決方法として、「職場の幸福感」「人間関係の安心感」「チームへの所属感」や「自己決定の重要性」が大切ではないかと話しをされていた。

 

また、メンタル不調者が出た時には、職場で扱う問題は「事例性」であり、事実に則して話をするように心がけることが大切で、「疾病性」の話題については、最初はなるべく触れないようにすることが、重要なポイントであると仰っていた。

 

これからの時代、上司のコミュニケーション能力が極めて高く問われる時代になってきた。そして、相手の気持ちに共感し、承認し、思いさらに引き出していけるか否かが、その組織が発展していけるか、衰退していってしまうかを、大きく左右してしまうほど重要な「鍵」となってきている。

 

僕自身も、「働くことで不幸にしてはいけない!」ようにするために、具体的にどうしていけばよいかを、企業や医療機関で働く人達に、まずは分かりやすくセミナー等を通して認識してもらい、そしてそれを実践していってもらえるように、色々アイデアを出しながら頑張っていきたいと思う。