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今場所、横綱不在であったため、大関陣の圧倒的有利な場所になるかと思ったが、意外にも関脇以下の力士の活躍が目立った場所となった。

 

そして、優勝したのは正代。未完の大器と言われながら、今年もなかなか優勝まで手が届かず、どうなるかと思っていたが、今場所は見事に力があることを示してくれた。特に、14日目の朝乃山との一番。立ち合いで大関が浮き上がったほどの当たりの強さは、非常に見応えがあった。

 

 

何を突然、相撲の話しと驚かれる方もおられるかもしれないが、一応、子供の頃から大相撲は好きで、各取り組みの「決まり手」は95%程度的中できるくらいの相撲の知識もあるのです。

 

実は、特に相撲好きを決定づけたのは、ある遠い親戚がかつて時津風部屋の後援会長をしており、小学生の頃に何度か大阪場所に連れて行ってくれたことにも起因している。

祖母の妹の旦那さんという人だったのだが、僕の通っていた中学校の傍に住んでいて、家はそれほど離れていなかった。血も繋がっていなかった訳だが、意外にウマが合って、よくかわいがってもらった。

初めて連れて行ってもらった本場所は初日だったと思うが、二代目若乃花が横綱で、結びの一番で負けてしまい、升席から座布団を投げたことが、今でも非常に印象に残っている。場内、割れんばかりの歓声が上がり、凄い高揚感であった。

 

ただ、時津風部屋はというと、当時、強い力士がおらず、僕としては何となく納得がいかなかった。父親に聞くと「伝統ある部屋で、昔は強かった」とのこと。

僕が物心ついた時には、大関豊山はすでにおらず、イケメン蔵間や小結豊山はいたが、優勝争いをするようなレベルまでの強さはなかった。

 

その後も低迷期は続き、挙句の果てには暴行事件・野球賭博事件・新型コロナウイルス感染対策ガイドライン規律違反と、何とも不祥事ばかりで一般人にはその名を知られるところとなってしまった。もうこれで浮上のきっかけすら無くなってしまったかと思っていたところに、今回の正代の優勝に大関昇進。何と時津風部屋としては、北葉山以来57年ぶりの優勝とのこと。

 

正代というと、仏頂面で一見ふてぶてしそうだが、コメントが以外にも肝っ玉が小さい感じで、そのギャップに驚かされる。NHKでテレビ中継を見ていると、SNS上で正代(まさよ~)と呼ばれたりして、ちょっと面白い。

ただ、真正面からぶつかっていく力強い四つ相撲を取るし、熊本復興のシンボルともなっているので、是非、これから大関・横綱として長く活躍してもらいたい。