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先月、東京都済生会中央病院の同窓会があった。病院内で行われた1次会には出席できなかったのだが、同期の岡田徹也先生(練馬区:岡田医院院長)が2次会をセッティングしてくれていたので、そこに参加させていただいた。

 

現副院長の中川晋先生を囲んで、元研修医達が20名以上集まった。驚いたことに、僕と岡田君が最年長で、あとは僕より先生方ばかりだった。

1人ずつ自己紹介もしたのだが、やはり東京都立民生病院も併設している東京都済生会中央病院ならではの研修エピソードが満載で、学年は異なっても共通する話題で思った以上に盛り上がった。

通常の病院勤務では経験できないような、路上生活者や保険証を持たない日雇い労働者の救急外来での診察や、その人達の入院中のエピソードなど、元研修医一人一人が持っているネタは、どれもかなりインパクトのあるものばかりだった。

 

また、基本、特に内科系は救急車を断らずに受け入れる様にしていたため、研修医はかなりハードワークであったのだが、それを務めあげた先生達は、その後各々の活躍されているのだが、本当に目を輝かせて、熱い想いで医療に携わってくることが話からヒシヒシと伝わってきた。

やはり、医師として最初の2年間は、大変であっても必死にたくさんの症例と向き合い、苦労をしておくことが、後の医者人生を送る上で非常に大切なのだなと、改めて強く感じた。

 

実は僕自身も、医者になりたての研修医1ヵ月目に、当時のあるシニアレジデントに、「絶対に24時間を空けずに、患者を見に行け」としきりに言われた。お蔭で研修医1年目、特に最初の10ヵ月程は、友人の結婚式出席以外、すべて出勤していた。残業時間・時間外勤務からすると、恐ろしい時間になると思う。

今や自分も産業医をしているので、残業はしない様に促す立場だが、正直、研修医や医師になりたての時期の労働時間は、遅くなっても必死に患者さんのために働いた分だけ、医師としてのスキルアップに直結するだけに、実際残業規制をどうしていけば良いか、はっきりとした意見が言えないというのが今でも本音のところである。それは、今回の同窓会も含めて、特に研修医時代にガッツリ修行してきた医師ほど、現時点でも同様に考えあぐねている先生が多いなと感じている。