News・Blog

今年の夏は、まだ梅雨が続いており、それほど暑くない日も多い。

そして、京都の人間としては、祇園祭も開催されず、何とも夏を感じにくい思いである。

 

子供の頃から、祇園祭は不思議なお祭りだなと思っていた。

一般的なお祭りであれば、神輿を担いだりして「わっしょい、ワッショイ」と大声を出して盛り上がっていくが、祇園祭は基本、眺めるお祭りの感がある。

もちろん、三条・四条辺りの街中で育った人達からすると、山鉾に乗ってお囃子を演奏したり、山鉾巡行で動かしたりする参加型のお祭りなのかもしれない。

 

そんなことを言えば、葵祭も時代祭も眺めているだけのお祭りである。ただ、京都の人間からすれば、祇園祭だけはそれなりにエキサイティングなのである。

何故なのかと聞かれると、きちんとは答えられないが、一つは京都の蒸し暑い夏に開催されていることが挙げられると思う。

そして、祇園祭は山鉾巡行の当日よりも、宵山・宵々山の夜の方が盛り上がっている。その時間帯に街に繰り出すと、京都の碁盤の目の大通りも小路も、とにかく人人で埋め尽くされている。みんな浴衣を着たり、団扇を扇いだりと、京都らしさを個々に演出し、露天商もたくさん出ていて、街中のどの飲食店も満席で非常に活気に溢れている。

数年前に、土曜日が宵山で、家族三世代で四条に繰り出して、あまりの人の多さに家族全員うんざりしてしまった覚えもある。

 

そういった活気溢れる祇園祭を経て、例年、いよいよ京都は夏本番の蒸し蒸しする猛暑日が始まっていく。そして、夏休み中、連日ずっと熱帯夜だったような年もあった。

 

今年は、梅雨が長引き、祇園祭もなく、しかも夏でもマスク着用で外出する必要がある。観光客もまばらで、まさに異例づくしの夏である。

そして、関西の夏と言えば、夏の甲子園や大文字の送り火でクライマックスを迎えていく。

 

ただ、これだけ東京だけでなく、関東一円・京阪神エリアの感染者数が急激に増えてきてしまうと、GoToキャンペーンどころか、甲子園開催も含め、様々な夏のイベントや催しが次々に中止となっていくかもしれない。

できる限り外出を控え、オンラインでできることはなるべくオンラインで行い、何とか感染者数のピークを抑えていくように、国民一人一人が引き続き気をつけていくしかないのかもしれない。