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文部科学省の2018年度学校保健統計調査(速報値)によると、裸眼の視力が1.0未満の高校生の割合は3人に2人の67.09%に上り、過去最悪となったとのこと。

 

今朝の日本経済新聞朝刊の記事では、

文科省によると、視力1.0未満の割合は、幼稚園では4人に1人の26.69%、中学生で半数以上の56.04%となるなど、加齢により上昇。どの学校種でも統計を取り始めた1979年度以降、増加傾向が続いている。視力0.3未満の割合は中学生で25.54%、高校生で39.13%に上った。文科省は「スマートフォンの普及や携帯ゲームの人気などで、子供が近くで物を見る時間が増えていることが背景にあるのではないか」としている。

と書いてあった。

 

文科省のこの統計調査の報告を見てみると、昭和54年の中学生の視力1.0未満の割合が35.19%、今回の速報値での小学生の視力1.0未満の割合が34.10%と、ほとんど数字が変わらない状態になっている。ちなみに昭和54年の小学生の割合は17.91%とのことで、ほぼ倍増してしまっている。

この数字の推移を見て、正直驚いた。そして、やはりこうなってしまうのだなと納得もした。

 

僕自身、中学生の時の視力は両眼ともに2.0であった。

しかも、視力検査の時はその2.0の「ランドルト環」もくっきり見えていた。既定の距離よりもさらに遠くからでも判別できていたので、きちんと測れれば恐らく2.5などといった結果になっていたと思う。当時はそれ以上検査ができず、悔しがっていたのを覚えている。

 

何故そんなに視力が良かったのか、自分自身で考えてみたが、当時はキャンプなどにもよく行っていて、自然の中で遠いところを見る機会が非常に多かったからだと思う。

そして、家でろくに勉強もせず、ソファーに寝転がって大文字山の「大」の字の火床を歩いている人達を何となく眺めたり、比叡山へと続いていく山の尾根に生えている松の木を「ぼーっ」と眺めたり良くしていた。そう言えば振り返ってみると、結構松の木の形はよく見えていたなと思う。当時はただ本当に「ぼーっ」と眺めていただけなので、何も意識していなかったが…。

 

そんな視力だけは誰にも負けない自信があった僕も、今や視力は両眼ともに0.5程度。

ほんと悲しい限りだが、東京に出てきて、国試勉強していた頃から急激に視力低下を感じる様になった。

その後も、医者になってからPC作業も増え、どんどん視力は下がり、とうとう眼鏡をかけ始めたのは8年くらい前だったと思う。視力自慢の自分としては、結構ショッキングであった。

 

文科省のコメントにある様に、確かに近くのものしか見ない生活になってしまっていることも大きな要因だと思う。

是非、子供達には、自然の中で「ぼーっ」とでもいいから、遠くを眺めてもらいたいものである。

そして、僕ら大人達も自然の中で遠くを眺める機会を、意識してでも増やしていく必要があると感じる。