今年ほど、エイプリルフールの日にジョークを言い難い年は無いと思う。
フェイクニュースが散発的に出ている中、どれがフェイクでどれがジョークなのか、まったく判断がつけられなくなっている。
そんな中、しょーもない話なのだが、エイプリルフールのジョークかと思えるような出来事があった。
僕の自宅から最寄り駅まで2㎞弱ほどの距離なのだが、この近距離区間は、地元の路線バスが現金であれば100円という独自の割引サービスを長年行っている。
特に帰宅時は坂道を上る必要があるため、ついつい歩かずにバスを利用してしまっている。あれだけ糖尿病外来中は、患者さんに「コマめに歩くようにしましょう」と言っておきながら…。
ただ、現金である必要があるので、時々小銭が無くて、バス車内で両替することもある。
昨晩、ちょうど小銭が無く、バス車内で両替したところ、(しょーもない話しなのだが)ちょっと驚く事態が生じた。
500円玉を両替して、100円玉や10円玉がジャラジャラと出てきたのだが、それらの小銭を掴んだ時に、触り慣れない感触の小さなコインがあった。これは何だとよく見てみると、1円玉よりも小さく、ただ100円玉よりも分厚めのコインであった。スロットマシーンのコインにしては小さすぎるし、他国のコインでもなさそうであった。
このため、慌てて運転士さんに「両替をしたら、こんなコインが出てきました」と言ったところ、運転士さんも不思議そうにそのコインを見て、「そんなのが出てきたんですね」と心当たりがなさそうであった。
どうも50円玉の代わりとして、このコインが出てきたようなのだが、あれは一体どうやって紛れ込んできたのであろうか?
一瞬、このバス会社のみで使えるコインなのかとも思ったが、どうもそうでは無さそうであった。
運転士さんは、一応こちらを疑う訳でもなく、この小さなコインと引き換えに50円を渡してくれた。
ただ、久しぶりに狐にでもつままれた様な瞬間であった。令和の時代に、こんなアナログなミスがあるのであろうか?
自分として、は未だにちょっとこの出来事の理由付けができないでいる。
どうやって、あのコインは紛れ込んできたの??
どなたか、この不思議な出来事に何か説明をつけられる方はおられますか?