本当に未曾有の緊急事態が継続している。
我々大人たちでさえ、右往左往しているのに、子供達はどうすることもできずに、本当に困っているのではないだろうか。
単に学校が休みというだけであれば、部活動を行っていればよいし、中には塾や習い事に行く子供もいるだろう。しかし、外出自粛、集団や密室で集まらないとなると、スポーツも音楽も習い事もみんなできなくなってしまう。
それによって、入学式すら行えないのか延期なのか、そんなことすら見通しが立たない。そういう子供達は、実際には卒業式もままならない状況であったと思う。
せっかくの晴れ舞台が有耶無耶になってしまい、どの様に、そしていつ新しいスタートを切ればよいのかもよく分からない。こんなにやるせないことが、今の時代に起こるとは、誰も想像していなかったのではないだろうか。
それでなくても、友達と遊べないとか、一緒に部活動ができないとか、勉強すら方針が立たないといった、この宙ぶらりんな状態はいつまで続くのであろう。今回の緊急事態宣言では、ゴールデンウイーク明けまでといったことであるが、子供達や10代の子達にとって、4月の1カ月間自宅待機とは、様々な面において痛手であると考えられる。
ただ、命を守るという上では、やはり若い世代の人達が集まることにより、クラスターができ、そこから高齢者や持病を持った方々への感染拡大が懸念される。大人としては、現在の子供達の我慢を無駄にせず、こういった山積みの課題をきちんとクリアしていく必要がある。
こういうことを経験した子供達が、将来、またこういう状況になった時に、今回の経験を活かして、上手に乗り切っていけるアイデアや方針を立てて、多くの人達を救ってほしいと思う。
そして、このリスク拡大の瀬戸際に、みんなで協力し合って、子供達が心置きなくみんなで集まって、笑顔で遊べるような世の中に、1日でも早く戻していければと願うばかりである。