残暑の季節になったとは言え、酷暑と言うべきくらいの猛暑がぶり返している。
私自身は、「最近の東京の暑さは、30年前の京都の暑さに似ている。」と感じている。
そう言うと、東京の人達には、そんなことはないだろうとしばしば反発される。
しかし、当時の京都を思い返す時に、思い出される言葉がある。それは、その頃の京都の大人達が、
たまたま最高気温が33℃程度の日があると、「33℃だと、今日はだいぶ過ごしやすい」と、半分自虐的な言い回しをよく口にしていた。それくらい京都では、30年前でも35~36℃くらいまで最高気温が上昇することは頻繁にあったということだ。そして、やはり35℃を超えると本当に暑かった。
当時は、学校の教室や部室には、まずクーラーが設置されていることはなく、ただただ扇風機か、それもなければ、下敷きやノートでバタバタと扇ぐだけだった。正直、授業を受けていても全く何も頭に入ってこない。ただただ暑いだけだった。
今年、京都は10日程連続して38.0℃を超えた時もあった。帰省した時に親が、「車に乗りこんだ時に、車内の気温計を見たら44℃だった」と話していた。それを聞いて、ちょっと絶句してしまった。本当に熱中症予防対策は厳重にしないと誰もが大事になってしまいそうである。
この猛烈な暑さは、来年以降も続くのだろうか…。