猛暑:33℃だと涼しい…⁉

今年の夏は凄まじい猛暑だ。

皆さんも最近は、誰と話していても結局は、猛暑の話になってしまっているのではないだろうか。ここ数年の暑さは、年々凄みを増している感じすらする。

 

しかしながら、僕自身は正直なところ、実は、例年並みと言った印象を持っているところがある。もちろん、東京の例年並みではない。京都の例年並みといった意味あいだ。

 

先日、ニュースで、県庁所在地の猛暑日の日数の経年的変化が紹介されていた。

すると、1980年代から、猛暑日の最も多い都市は京都であるとのこと。それによると、1980年代、京都の平均猛暑日は8~9日。ちょうど近年の東京と同じくらいの日数となっている。

(ちなみに、気象庁のホームページを覗いてみると、「大都市における猛暑日日数の長期変化傾向」というページに主要都市の過去100年以上の猛暑日数がCSVでも取り出せるようになっていた。https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/himr/himr_tmaxGE35.html

 

そういった意味では、僕自身が感じていた、京都の例年並みといった感覚は間違っていなかったのだなと思った。

 

この昭和の時代。京都での真夏の会話では、「今日は最高気温が33℃やったから、過ごしやすかったですな」という会話を大人たちはよくしていた。

ところが、そういった話を東京に来てから、東京の人達にしても、今までは微妙な顔をされるだけで、真に受けてくれる人がほとんどいなかった。

それが、今年の夏は、すでに東京の人達が、「今日は最高気温が33℃だったので、多少過ごしやすかったね」と言っている。これはとうとう「東京が京都になってしまった」ということではないか⁉

 

さらに、気象の専門家が「これから日本は四期ではなく、二期になっていく」と言っていた。これも1980年代に、名古屋出身の人が「京都は長袖を着る期間が短いね」と言っていた。それも、僕が東京に来て、確かに「東京は京都に比べて、長袖を着る期間が確かに長い」と思った。それが、これからは「東京も長袖を着る期間が短くなる」のであろう。

 

ただそれでも、実は今の東京の方が過ごしやすいと思っている。その理由は次回に続くということにしたいと思う。