今週、臨床コーチング研究会でお世話になっている、畑埜義雄先生(畑埜クロスマネジメント代表)と、
組織開発コンサルティングBigtreeの吉田大祐代表と大阪でお会いさせていただいた。
畑埜先生は、和歌山県立医科大学麻酔科の名誉教授で、臨床コーチング研究会の名誉会長でもおられる。こんな偉い先生なのだが、臨床コーチング研究会では年齢もだいぶ違うにもかかわらず、有り難いことに可愛がっていただいている。普段はコーチングコミュニケーションを用いたチーム医療構築について、様々な病院でご講演されたり、実際に医療機関の中で院長先生や看護部長などへのアドバイザーをされたり、スタッフへのコーチングをされている。
吉田さん率いるBigtreeは、特に病院・介護施設の組織開発コンサルティングを行っておられる。クリニック開業時には、コンサルタントに開業アドバイスをもらわれている先生方はよくおられるかもしれないが、開業後のクリニック運営向上のために組織開発・人材開発としてコンサルティングを利用されていることは、まだ珍しいことだと思う。
しかし、開業医の先生方に時々お話しを聞くと、病院やクリニック内のスタッフの意識向上を図ることが非常に難しいと、口々に仰られている。このため、この様な運営向上のコンサルティングは非常に有用だと考えられる。実際に、この様なコンサルティングを行って業績を上げた医療機関も多いとのこと。
お二人は時々集まって、色々意見交換をし、ブレインストーミングをされているとのこと。
実際にコーチングを用いて、チームコーチング的に医療機関運営のレベルアップをサポートされている方々はまだまだ少ないため、今回そこに参加させていただいて、色々な考え方やアドバイスをいただけることは非常に貴重である。
お二人とも、医療者により良い環境で仕事をしてもらい、そのことで患者さんにもより質の高い医療が提供されればといった熱い思いを持っておられることが、お話ししていて伝わってきた。
こういった先駆者に色々教えてもらいながら、僕自身もより幅広い健康増進に携わっていけたらと、改めて気持ちが引き締まった思いである。
また是非、来年もこの大阪でのブレインストーミングにどこかで参加させていただこうと思っている。