昨夏のブログを始めた頃に、「通っているジムの、どのマシーンでも35㎏は上げられるようになった。」と書いた。
実は最近、それがどのマシーンでも40㎏を上げられるようになった。年とともに体力は落ちていくものだと諦め、と同時に、それは仕方のないことだと特に疑問も持っていなかった。
ところが不思議なことに、いまだに少しずつ重い重りを持ち上げることができている。
前回も書いたように、僕自身、文科系の部活だったこともあり、5~6年前まではきちんと「筋トレ」をすることは皆無であった。
元々、筋肉量を増やすために始めたわけではないので、ジム通い始めてからも1度もプロテインなどは飲んだことはない。しかも週1回しかジムには通っていない。にもかかわらず、この年になってでも少しずつ筋肉というものはついてくるということは、医者として恥ずかしながら、正直驚きである。しかも最近、「ちょっと意外に筋肉あるんじゃないですか」と言われることさえ時々出てきた。
ただ、そうは言っても、最近はあまり頑張りすぎないように、実は少し抑え気味にトレーニングしている。ジムに通いだしてから今までを振り返ると、本当に最初の頃は大変だった。あの頃を思えば、今はだいぶ精神的な負担も少なくなってきたように感じる。
今でも時々あるが、開始当初は、とにかくスポーツジムに行く直前まで「ジムに行かない言い訳」を頭の中で一生懸命考えていた。「今日は土砂降りの雨だから」とか「昨日は飲み会だったから」とか、とにかく今日は行かないでいいんじゃないかと言うネガティブな理由をたくさん考えていた。
しかし、仕方なく行ってみると、飲み会の翌日でも、少々睡眠不足でも、一旦ジムでトレーニングを始めてしまうと、あまり前日の状態は影響しないことが分かってきた。
そうやって続けることによって、そして、見た目的には大して変化が感じられなくても、やはり「継続は力なり」なのだなと、ひしひしと感じる。
最近は、何となくコツをつかんだこともあり、これ以上あまり負荷をかけなくてもいいと言う安心感もあり、最初の頃よりは気分的に楽になっていると思う。
そもそも、年齢的な衰えを感じ、始めたジム通い。これから先もずっと毎週通うのかと思うと、ゾッとしてしまうが、とにかく運動した後は、「もう今週は運動しなくていいんだ」という開放感を感じている。何とか怪我することなく、これからも細々と続けていけたらと思っている。