ランチタイムに店内がガラガラなのに「満員」の札

先日、珍しく平日の午後1時くらいに品川駅におり、駅近辺で何かランチを食べようと思った。

そこで早速、レストランや喫茶店等が複数入っている商業ビルに行ったのだが、最初に立ち寄ろうと思ったレストランの店の前で2人だけ待っている様子であったのだが、店内の様子を見ると、食べ終わった後の食器は多くの席で置いたままであったが、すでに半数以上の席が空いていた。

 

昼時の混雑時間は終わりつつある時間帯なので、これはすぐに入れるなと思った。

すると若い女性の店員が入り口に来て、人数を確認すると、「しばらくお待ちください」と言って、わざわざドアを閉めて、ご丁寧に「ただいま満員です」の札を付けていった。

しかし、店員数名は、それほど忙しそうにはしておらず、だらだらとランチが終わって出て行った客たちの食器の片づけをしていた。

それを見て、それでもこのまま待つことにするか迷ったが、これはやっぱり埒が明かないなと思い、その時点で諦めて、別の店に行くことにした。

まったく「お客様ファースト」ではなく、完全なる店の都合だけでマイペース。これはいったいどういうことなのであろう。

関西出身者としては、全くもって理解不可能である。関西では、こういう店員の態度を見るや否や、すかさず指摘する人が非常に多い。このため、こういった態度を取る店をお目にすることはまず無い。

 

何か月か前にも、それは東京駅近くのレストランで、ちょっと遅いランチを食べようとした時も、それなりにお洒落で広いスペースのあるお店だったのだが、ことごとく全てのテーブルに客が去った後に、下げられずに置きっぱなしになった食器が放置されていた。

それでも複数いる店員は、頑なにそれらの食器を片付けようとはせず、新たに来た客のテーブルの分だけを片付けるのみであった。

 

都心のど真ん中で、家賃も相当高いであろう店舗で、どうしてこんな劣悪なサービスしか提供されないのであろう。しかも、こういったお店が長続きすることも不思議なのだが…。

時代が変わったとか、人手不足ということなのであろうが、やはりどんなレストランでも、サービス込みで美味しく味わえると思う。そういうことを愚痴ることが、すでに時代遅れというものなのであろうか…。

それであれば、僕は、愛想がいいロボットがウエイター・ウエイトレスしてくれるレストランを、今後選んで食事するようになるのかもしれない。