開催概要
医療業界は、高齢化社会の到来や医療技術の進歩などにより、多くの変化に直面しています。一方で医療従事者の離職率は上昇傾向にあります。
医療従事者の離職率を低下させるためには、労働時間の短縮や給与の改善、職場の人間関係の改善、仕事のやりがいの向上など、様々な施策を講じる必要があります。中でも、心理的安全性の高い職場環境を整備することは重要です。心理的安全性の高い職場では、医療従事者は安心して働くことができ、生産性や創造性が向上します。また、「医師の働き方改革」の法令化をどこまで正確に把握し、実際に想定しながら、医療経営をどの様に進めていくかも重要となっています。
本セミナーでは、働き方改革と心理的安全性の切り離せない相関関係と、医療現場において、人材の採用と定着にどの様な影響があるのかを、実例を元にお話いたします。
心理的安全性が生む好循環 〜働き方改革と対話で実践する「離職防止」とは?〜
いよいよ2024年度から始まる「医師の働き方改革」が半年後に迫ってきました。多くの医療機関様において「人手不足」は大きな課題で、「優秀人材の採用」と「人材の定着」を如何にしていけばよいかは、非常に身近なテーマではないでしょうか。
しかしながらコロナ禍においても、すでに自病院内にコーチングといったコミュニケーションスキルを積極的に取り入れることにより、看護師の離職者数(率)を激減させ、「優秀人材」が集まっている医療機関も出現してきています。実はそのキーワードが、まさに「心理的安全性」です。今回は「医師の働き方改革」を積極的に取り入れることによって、なぜ心理的安全性のベネフィットが非常に高まり、好循環を生んでいることかについて解説します。