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国立極地研究所や茨城大学などの研究グループは今月、地球史の一時代(77万4千~12万9千年前の地質時代)が千葉の名前に由来する「チバニアン(千葉時代)」と命名されることに決まったと発表した。韓国・釜山で開かれていた国際地質科学連合の理事会が日本の申請を了承した。約46億年におよぶ地球の年代名に初めて日本の地名が採用される(日本経済新聞2020/1/18朝刊)、とのこと。

命名理由としては、地層を緻密に分析し地球の磁気(地磁気)が逆転する現象をよく記録している証拠を示したことが、他の候補地を退ける決め手になったそうだ。方位磁石が指す方向を決める地磁気の向きは、過去に何度も逆転していたことが分かっているそうで、約77万年前には最後の逆転が起き、現在のように磁石のN極が北を指すようになった。

千葉県市原市田淵地区の「地磁気逆転地層」には太古、地球のN極とS極の向きが逆転した痕跡が残っているおり、地層には磁石の性質をもつ鉱物が含まれ、はっきりした記録が残っていたとのこと。複数の手法による分析で、逆転が起きた時期が一致し、分厚い当時の地層の中に、花粉や化石が含まれていたことも決定を後押しした、とのこと。

 

また記事によると、

【チバニアンは現代人と同じ人類「ホモ・サピエンス」が生まれた時期と重なる。当時の気候の特徴は現代と似ているともいわれる。極地研の羽田裕貴特任研究員は「チバニアンの研究を通して、現代の人類がもたらす温暖化の影響などを調べられるだろう」と解説する。チバニアン決定で、千葉を舞台に気候学や地質学などの研究が盛り上がると期待される。菅沼准教授は「若い人が地質学の分野に入るきっかけになるといい」と話した。】とのこと。

 

と言っても、僕自身、この「チバニアン」について何も詳しい訳ではない。むしろ学生の頃、地学は苦手科目であった。今回は千葉県民として、千葉の名前が入っているという、ただただミーハーな理由からである。

ただ、市原市では「チバニアンビジターセンター」を昨年12月に開設し、地元住民らでつくるガイド組織も発足し、見学者向けの解説や観光案内を手がけている(日本経済新聞2020/1/18千葉版)とのこと。地層の近くには紅葉の名所として知られる養老渓谷や温泉、小湊鉄道のトロッコ列車など様々な観光資源が点在している。是非、皆さんも東京ディズニーランドや成田空港だけでなく、違う千葉県もいらしては如何だろうか。