オリンピック開会式の日、たまたま朝に総武線に乗っており、オリンピック開会式の会場になっているオリンピックスタジアムの前を通り過ぎた。

ただ、休日の朝であったためか、千駄ヶ谷駅や信濃町駅に人影はほとんどなく、その写真を見たら、とてもそれが東京オリンピック開催当日とは思えない感じであった。

やはり、緊急事態宣言下の無観客開催ということで、オリンピックスタジアム周辺は思った以上に閑散としていることが分かった。電車から見える範囲では、警察車両がズラッと並んで停まっている以外は、通りにもあまり人が歩いていないようであった。

帰りも同じく通った訳だが、開会式数時間前にもかかわらず、同様にこれらの駅で降りていく人はまばらであった。

しかしながら、帰宅後にニュースを見てみると、ブルーインパルスが飛んでいた時間にはスタジアムの周りはかなりの見物人が見に来ていたようだ。インスタ映えするためであろうか、スマホで写真を撮ろうとしていた人が大勢集まって来ていたとのこと。

僕自身は、ブルーインパルスが飛んでいた時、珍しく高円寺辺りにいた。昼食後、歩道橋の上に人が集まっていたので、もしやと思って行ってみたらちょうど6機が5色の煙を放ちながら東京上空にやってきたところであった。

その後しばらくすると、雲が結構出ていたのと、山手線内からは少し外れていたことから、見失ってしまった。

少しだけ、東京オリンピック開催の雰囲気を直に感じることができたが、やはりコロナ前に想像していたものとはかなりかけ離れた感じがある。ただ、やはりオリンピックの試合を見ると、どのスポーツも本当に素晴らしいと思う。

観衆がいないのは残念ではあるが、あの開会式での選手たちの密集度合いをみてしまうとちょっと心配になる。何とか選手同士での大規模なクラスター感染が何とか起こらず、最後まで全種目が無事終わることを願うばかりである。