気がついたら、1カ月半もブログ更新ができなかった。
正直、ちょっとブログのことまで手が回らなかったというのが、正直なところだ。
その一番の要因は、労働衛生コンサルタントの筆記試験であった。この合格率は例年25%程度らしい。
勉強嫌いの僕にとっては、極めて難しく、これまた資格を取るまでには多大な苦労と労力が必要であろうと思われる…。
実はこの試験、医師であれば、必要な講習会を受講すれば、1次の筆記試験は免除されることになっている。しかし残念ながら、このコロナの影響で、その講習会が開催されず、やむなく筆記試験から受けることになった。ただこれが、本当に一筋縄ではいかない問題が多く、法律についても極めて詳細なところまで聞かれるので、アラフィフで暗記の苦手な人間にとっては、かなりきつい。
実際に試験を受けてみて、とにかく曖昧な記憶であるばっかりに、5択の選択肢のうち1~2個の設問の答えが分からない。なので結局一か八かで50%の山勘で答えざるを得なくなってしまう。
しかも、有機溶剤等、工場の職場巡視を行わないと、実際には見ることがない事柄については、そういった経験が無いためにリアリティが感じられず、結構常識的なこともポイントが抑えられていなかったことに、試験が終わった後に気づかされてしまう。
今回驚いたことに、試験直前に、すでに労働衛生コンサルタントの試験に合格したドクター数名に、筆記試験の内容について話しをしたところ、そんな細かいところまで法律は知らないとのことであった。挙句の果てには、「そんなの覚えなくても、調べれないいじゃない」とのコメント。試験を受ける身としては、ちょっと悲しくなってしまった。
ただ、勉強してみて、少しずつであるが、安全をつかさどる専属産業医の先生方などは、本当に日々、こういったことに配慮しながら産業医活動を行っているということが分かることで、その大変さやレベルの高さに敬服する。
僕も、多少時間がかかっても、こういった資格を取って、もう少しレベル高く産業医活動などをしていけたらと思う。そのためには、多少時間や費用がかかったとしても、勉強会やセミナーにも積極的に参加していかないと…。