今回、法人の銀行口座を作るにあたって、予想以上に難儀してしまった。そもそも、まったくその辺りの知識が無かったのだが、法人化に伴い、周りの人が事前に色々なことを教えてくれていた。
その1つに、法人の銀行口座を作るためには、法人を登記した住所の近くの銀行でないと開設できないということであった。
このため、5月中旬に法人登記ができたため、早速、近くの銀行にその登記抄本や印鑑を持参して行った。すると、銀行の受け付けで、現在は各支店では法人口座開設の手続きはできませんとのこと…。
そんなことは、誰も教えてくれていなかったので、少々呆然としてしまった。
それでは、どうやって手続きをするのかと尋ねたところ、インターネットで行ってくれとのこと。
仕方なく手続きを始めたのだが、これが予想以上に結構な手間であった。しかも、素人の僕にとってはよく分からない項目も多く…。悪戦苦闘しながら、入力を終えると、今度は法人口座開設の専門部門の担当者とのオンライン面談を行ってくれとのこと。ここで、上手くスケジュール調整ができず、面談日はメール送付日から10日後くらいになってしまった。
どんな仕事をするのかとか、口座の形式はどの様にするのかなど、色々質問され、またまた四苦八苦しながら答えていた。
何とか面談もクリアすることができ、書類が送られてきたので、必要事項に入力し、捺印して送り返した。すると数日後に、オンライン面談した担当者から電話がかかってきて、何事かと思ったら、印鑑の捺印の仕方が下手くそで、再度押し直してくれとのこと。恥ずかしいやら、ガッカリしたやら、いつになったら銀行口座が作れるのかと、焦れながら、今度は丁寧にしっかりすべてがかすれないように捺印して送付し直した。
こうやって、大変要領を得ずに手間取っている間に、やっと手元に銀行のカードが届いたのは6月下旬であった。請求書も、法人化するにあたり、銀行口座が変更になるのでよろしくお願いしますと、各取引先等に言ってしまっていたのに、今までの個人口座に振り込んでもらったりと、各所に二度手間で迷惑をかけてしまった。
今回の法人の銀行口座開設には、インターネットでの手続きが必要だったと、色々な人に話したところ、皆さん、そんなのは初耳だと言っていた。税理士さんから司法書士さんから、数年前に法人を立ち上げた人からみんな知らなかった。
ど素人なので仕方が無いのだが、やはりもう少し開設までの期間で手間取らないように、周知徹底などできないものなのだろうか? 負け犬の遠吠えである…。