京都で、中学校の同窓会が会った。卒業して以来、初めてだったので、本当に30年近く会っていない同級生にも会えた。
会場は、四条大橋の畔にある東華菜館。橋の反対側の畔には南座がある、まさに京都の繁華街の中心地だ。実は、ここのオーナーが同級生の于君だ。是非、東華菜館のホームページを見ていただければと思うのだが、非常に歴史のある貴重な文化遺産的建造物である。大正15年に建てられたスパニッシュ・バロックの洋館なのだそうだ(ホームページより)。また、店内でお客を案内してくれるエレベーターも、実は現在も活躍している日本最古のエレベーターだそうで、本当にレトロな雰囲気を演出してくれている。
料理も北京料理なので、特に辛いわけではなく、「塩味ベースの比較的あっさりした高尚な味(ホームページより)」が楽しめる。是非、京都に来ればもちろん京料理を味わってほしいが、時にはこの鴨川畔の歴史ある建物と調度品に囲まれた中で、この美味しい中華料理も味わっていただきたい。間違いなく京都でお勧めの1軒である。
我々は普通の公立中学校だったので、ただただ同じ地域に住んでいただけに過ぎない。于君とは、実際には小学校から一緒だった。今回久しぶりにゆっくり話をしていたところ、日本育ちなので、むしろ中国語が苦手なので、今頑張って中国語も勉強しているとのこと。
昔は、学年の中でもあどけなさが残っていた印象だったが、今は非常に凛々しく、さすが京都・四条で長年一流の商売を続けているという貫録を非常に感じた。
他の仲間については、ここでは詳しく書くことはできないが、ごく普通の公立中学校だったので、地元の本当に気楽に付き合えるよき仲間達だ。お互い、突っ込まれて痛いことも多々あれば、良い面もたくさん知っている。
やはり、時にはこうやって思う存分懐かしい話しをして、お互い元気であることを確認するということは、非常によいことだなと改めて感じた。そして、本当に思った以上にリフレッシュすることができた。
また、こういう機会があると、実家に帰ることもできる。
東京で仕事をしていると、どうしても気が張った状況が続くこともあるが、たまには生まれ育った京都の懐かしい景色を見て、懐かしい仲間と会う。そういうことがこれからも続けていければよいなと思う。