5月末の話になってしまうが、武豊が52歳にして、ダービーで勝った。通算6回目とのこと。
最近5年くらいはGⅠ勝利もなかなか難しくなってきて、もうさすがにダービーで勝つことはないのかと思っていたので、この中年の星が活躍してくれることは、同世代としては、やはり嬉しいものだ。
ただ、映像だけ見ているととても50歳代にはとても見えない若々しさだが…。。
1年位前に、たまたまタクシーに乗っていて、その運転手と競馬の話になった。その時に、「もう武豊も勝てなくなりましたね」と話しをしたところ、その運転手は「年間勝利数はまだまだ多いんだよ」と教えてくれた。
最近は、GⅠといったメジャーレースでは勝てなくなっていたが、まだまだ完全に衰えたわけではないのだなと、その時初めて知った。
今回、確かに調べてみると、一昨年などは年間115勝、勝率0.172と凄まじい好成績であった。
そして、今回のダービーも武らしい、中団後方を進みながら、抜群の手応えで魅せながら直線で早々と先頭に立つと、外から追いすがる2番人気馬を軽々と振り切り、ゴールを駆け抜けた。
最近は、時々日曜日にテレビ観戦していても、JRAであっても、あまり名前の知らない若い人が活躍するようになった。将棋やゴルフでも、若い人達の活躍が目覚ましいのと同じなのかもしれない。
そういった中で、50歳を超えて一流を保持するということは、全盛期を超えてしまった後の体力の衰えや、モチベーションの維持など、本当に大変なことなのだと思う。
我々も、この中年のヒーローを見習い、年をとっても、大きく変化する社会に上手に対応し、今の時代に取り残されず、リーダーシップを取って仕事をしていけるように、頑張らないといけないなと思わずにはいられない。