富山の地方会に参加して

今月、日本糖尿病学会中部地方会が富山で開催された。

僕は、リスニングカンバセーションという、コミュニケーションスキルを高めるための糖尿病患者診療ロールプレイのプログラム・セッションの司会進行を任せていただいたため、現地参加させていただいた。

 

コロナ禍ということもあり、今回はオンラインで、Zoomのブレイクアウトルームを用いたロールプレイも行うのだが、現地会場も行ったハイブリッド開催でプランニングしてきた。しかも今回は、ロールプレイには参加しないけれども、その様子は視聴してみたいという学会参加者もいるとの想定で、オンラインでも現地でも見学もできるように事前準備を行った。

こうなると打ち合わせがかなり大変だった。特にオンラインで行っているロールプレイを見学しているオンライン参加者がいるというシチュエーションをセッティングする必要がある。

このため、学会事務局を請け負っている会社の人達にも手伝ってもらい、その準備のためのミーティングを何回も行ってきた。

 

幸いなことに、学会当日、オンラインでの見学者が約70名、現地会場での見学者が約30名と、予想以上の参加者に来ていただいた。

しかも最後は、学会長の戸邉教授にサプライズで閉会の挨拶をしていただき、大変盛況にこのセッションを終えることができた。

 

中部地方会は、伊豆長岡時代に何度か参加していたので、また参加することができて、非常に嬉しかった。お蔭で、懐かしい面々とも会うことができたり、富山の方々とも親しくなれた。

そしてこの時期、美味しいの北陸の海の幸をいただくこともできた。

 

ただ今回、ロールプレイの参加者は少々少なかった。その大きな要因は、富山大の看護師さん曰く「富山の人達の控えめな性格が影響していたと思われる」とのこと。富山の皆さんは、知らないことに関して必要以上に警戒されていた節があるようだ。実際に、当日の見学者の多さを見て、本当にそうなのだと実感した。是非、次回は皆さん見学ではなく、積極的にリスカンのロールプレイに参加してもらえれば嬉しいです。