皆さん、ベッドのマットレスの寿命は何年かご存知でしょうか?
僕はお恥ずかしながら、全く知らずに20年も使い続けていました。どうも答えは5~10年ということらしいです。
今更ながら、僕がなぜこのことにようやく意識するようになったかというと、テレビで東京オリンピックの選手村の各部屋のベッドを紹介していたことがきっかけとなった。
実は、オリンピック期間中に選手たちが使用していたベッドは、ある日本のメーカーが「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会オフィシャル寝具パートナー」として、最先端の技術を取り入れ、マットレスが肩・腰・脚部で3分割にされていた。それぞれ「柔らかめ」「標準」「硬め」「とても硬め」の4種類で構成され、計測を行って各選手の体に最適なマットレスの硬さの組み合わせを提案。計測結果に合わせて、居室のマットレスを組み替えられるようになっていたのだ。
それをテレビで見て、これは面白いかもしれないと思った。
確かに、自分自身も中年の域に入るとともに夜中にトイレに行くことが増えた。それはただ単に歳のせいだと諦めていた。しかし、よく考えてみると、就寝後3時間くらいした時に目が覚めるようになってきた気もする。それはもしかして、ちょうど眠りが浅くなった時に目が覚めてしまっているのではないかとも思えた。これはもしかして、ベッドのせいもあるのかもしれない。そう思って、少し気になりだした。
そこで、そもそもマットレスの寿命を調べてみると、何と一般的には5~10年らしい。このため、恐る恐る、大型家具センターやデパートのベッド売り場に行って、それなりにリサーチし始めた。すると、自分が使っているマットレスは、どうも寿命がとうに過ぎていることによって、腰からお尻にかけて沈んでしまっている可能性が高いことが分かった。お尻が沈むと、寝返りを打つ時に、一瞬お尻を持ち上げないと寝返りが打てないとのこと。まさに自分がそういった動作をしていることが判明した。
仕方なく、買い替えを決意し、実際に計測してくれるということで、自分の体型に合ったマットレスの硬さを3Dスキャナーで体型をスキャン・分析し、選んでもらった。実はその日は冬の寒い日だったので、厚手のタートルネックを着ていた。すると、3Dスキャンで解析された体型は、ちょっとメタボな感じで解析されていた。結果も腰部は「硬め」との判定であった。実際に展示ベッドで横になってみると、「標準」でも十分な硬さかなと思ったので、厚手の服を脱いで、再度計測し直してもらった。すると、スキャンした体型もかなりリアルな感じで、腰部の判定は「標準」だった。このため、この測定結果を信じて、この硬さで購入を決めた。
測定中、他の人が近くを通りかかるのでちょっと恥ずかしいが、やはり薄手の服を着ておいた方が、無難な気がする。
お蔭様で、先日マットレスが届き、早速使い始めている。すると、はやりお尻が沈む感じは全くなくなり、就寝後3時間くらいで起きることも無くなった。以前はその時にそれなりに尿意も感じていたのだが、それも無くなって、朝まで目が覚めないことも増えた。
もしかすると、お尻が沈み、膀胱に尿が溜まってきたことで刺激され、目が覚めやすくなっていたのではという感覚もある。
とすれば、私と同じおじさん達の中で、夜中にトイレに行ってしまう人のうち、マットレスを長年変えないことが原因になってしまっている人もいるのではないかという疑念も生じてきてしまった。
そういった意味で、改めて質問します。「あなたのベッドのマットレスは、何年使っていますか?」