先週、「AIが変える病院・介護経営」というタイトルのセミナーに行ってきた。
医療・介護関連の様々なベンチャー企業などからご講演を聴かせていただいた。
AI TOKYOLAB 代表取締役の北出宗治さんからは、AIの歴史や今後のAIの活用方法について色々と事例を交えながら、講演いただいた。
確かに、「AIを使って○○をしています」と最近よく聞くようになってきたが、そのAIの内容がどういったものなのか、我々素人にはよくわからないところが多々ある。そこで、AIの中でもどう違いがあるのかといったことも、第1世代から第3世代までの歴史を振り返りながら説明いただいた。大変わかりやすく勉強になった。
実際に北出さん達は、ドラッグストア内で従業員がどの様に日常勤務しており、どこに仕事の無駄があり、人員をどの様に増やすと効率がよいかを、AIを用いて運営されているとのこと。従業員のモチベーションアップのためにも、経営者が効率化を図っていく上でも、こういう取り組みは非常に大切だと思う。
また、UBie株式会社の共同代表取締役で医師の阿部吉倫先生からは、初診患者の問診票にAIを導入して業務の効率を図る事業の紹介をしていただいた。
我々内科医としては、確かに初診患者の診察時間は非常にかかってしまうため、日々診療上の負担になっている。これを、AIを活用して効率化を図ることで、医師も医療機関もそして患者さんも非常にメリットがあると言える。初診で受付してから、診察・会計が終わるまでの時間が短縮できれば、こんなに喜ばしいことはない。
今後、どんどん現場のニーズを取り入れながらアップデートしていくとのこと。こういったベンチャー企業の進化・深化は本当に注目に値すると思う。
他にも、興味深い話しがたくさんあったが、AIのこういった最新情報を素人ながらに知っておくことは、今後の医療や予防サービスの分野の改善・発展を考えていく上で、今までとは異なった新しい発想を創造していくために大切なのだと、なお一層実感した。